うさぎママの緘黙子育て日記

~場面緘黙症&不登校&繊細な一人っ子娘が何とか生きやすくなるよう日々奮闘しています~

知能は伸びる!?

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このたび能登半島地震で被害を受けられた方々に心よりお見舞いを申し上げます。私の金沢の実家も、震度5強の揺れがあり、大きな被害はなかったものの、余震があるたびに家族は怯えているようです。どうか皆様が1日でも早く元の穏やかな日々に戻れますよう、心より願うばかりです。

 

さて前回の児童精神科の受診の様子と、その後に起こった娘の変化をつづります。

 

軽度知的障害の判定を受けてから、かかりつけの児童精神科を受診したときのことです。

 

このクリニックは、親のペースで受診をすることになっていて、困りことがある度に、電話で予約して、お医者さんに相談することになっています。

 

心理検査などは行っていない、相談がメインのめずらしい?クリニックです。なので毎回30分から1時間くらい話を聞いてくれます。

 

私は一年に二回くらいのペースで受診しています。

 

娘は初回だけ一緒に行きましたが、それから「もう行かない」と言うので、あとは母親の私だけで病院へ通い、アドバイスをもらっています。

 

今回は児童相談所で軽度知的障害と判定されたと伝えると、

「それは気にしなくていい、今後興味があることが出てくると、知能は伸びます」と言われ、予想外の言葉に私は戸惑ってしまいました。

 

娘は軽度知的障害じゃないの?知能って伸びるの?よくわからなくなりました。

 

「場面緘黙のある子がやりたくもない心理検査で回答をしても、本当の知能は測れないし、やっても意味のないことだ」とも言われました。

 

児童相談所で軽度知的障害の判定を受けてから、頭が真っ白になり、ずっと悩んで落ち込んでいたけど、そんな必要なかったの!?

 

それから、担当医のアドバイスに半信半疑ながらも、娘の興味ありそうなことをいろいろやってみることにしました。

 

図書館で娘の興味のありそうな本を借りてきて、リビングに置いておきました。娘は、興味がありそうなものを選び、どんどん読むようになりました。

 

また娘は、ものづくりが好きなので、私が、ネットでハンドメイドのワークショップイベントを見つけると、一緒に出かけるようになりました。

 

娘は、そんなイベントが楽しみになったようで、時には電車で2時間かけ出かけたこともあります。

 

好きなハンドメイド作家さんの作品欲しさに、お手伝いをがんばってお小遣いを貯めるようになりました。

 

最初は知らない人と接するのに、オロオロと心配そうな顔をしていましたが、回を重ねるごとにだんだん慣れてきて、声は出しませんが、うなずきで返事をし、堂々とワークショップに参加したり買い物できるようになっていきました。

 

そんな日が半年くらい続いたある日、たまたま大学のランキング特集をやっているテレビ番組を見ていると、娘が「わたし、頭のいい大学に行きたい!」と言い出しました。

 

えっー!ついこの間まで、勉強なんて大キライ!って言っていたのに、どうしたの!?

 

またまた私が仰天してしまいました😳

 

それから大学のパンフレットを取り寄せたり、学園祭に行ったりして、結局、娘は、美術系の学校へ進学したいと希望が固まり、その後コツコツ勉強に励んでいます。

 

そして小5の今では、中学生向けの本や大人向けのエッセイなど読むようになりました(算数は今でも大丈夫かなって感じですが💦)

 

幼稚園のころは、絵本が嫌いで、読み聞かせも嫌がってできませんでした。小1の音読の宿題は泣きながらやり、小4まで文字が嫌いで、活字の本なんて読んだことがありませんでした。それなのに…今は、こども新聞を定期購読し、本が好きと言って1日中読書しています。

 

普通の新聞も眺めるようになり、毎日、新聞で父親と株価とテレビ欄をチェックするようになりました(読めているかはわかりませんが・・・)。

 

1年前に軽度知的判定を受けたのに、娘の成長に驚くばかりです。担当医の言う通り、興味のあることから、本当に知能は伸びるのかもしれません。

 

これからどうなるかわかりませんが、娘の「好き」をどんどん伸ばしていこうと思います😊