うさぎママの緘黙子育て日記

~場面緘黙症&不登校&繊細な一人っ子娘が何とか生きやすくなるよう日々奮闘しています~

友だち要らない?結婚しない?

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娘は、毎年の夏祭りを楽しみにしています。昨年と今年は、コロナ禍で中止になりとても残念そうにしています。

 

ある日の夕食時、夏祭りの話になり、主人が、

「お父さんは、子どものころ、夏祭りは友達と一緒に行ったりしていたよ」と

話したところ、娘は、

「私は、一人で行く!一人で、お化け屋敷行って、一人で金魚すくいして、一人でかき氷食べるもん。友達出来ないもん!

私はゼッタイ友達出来ないし、結婚もできない!」

と言い出しました。

 

小学1年くらいから「私はゼッタイ結婚しない」と宣言をしています。

 

結婚はいいにしても、友達もかあと思ってしまいました。

 

娘は自分には友達も結婚相手も作れるはずがないと思っているのかなと思いました。

外で話せない自信のなさ、人とコミュニケーションが取れない自信のなさからの発想なのかなと思います。

本当は友達が欲しいのに、その裏返しの言葉に聞こえました。

 

「そんなことないよ。友達も結婚相手も、娘が作ろうと思えばいくらでもできるんだよ。ゼッタイ大丈夫だから」

としか、言ってあげれませんでした。

 

娘になんとかして自信をつけさせて、これからの未来は思っているよりも、もっと明るいんだよと伝えたいです。場面緘黙は、多くの人が克服している症状だと経験者の方から聞きました。頑張れば、話せるようになって、未来はいくらでも変えられる。あきらめなくていい。そして娘に合う人は、今の小学校にはいなくても、世界のどこかには必ずいるよ、そう思ってくれたらいいなと思います。

世界にはいろんな人がいて、もっともっと広いんだよと。

 

学校へ行けなくなった😢

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2学期に入って、娘はまた学校へ行けなくなりました😢

1学期は国語と算数と図工は、教室で私の付き添いなしで授業を受けれていたので、2学期はもっと行けるだろうと思っていたら・・・。

 

2学期が始まり、1学期のように学校へ行こうとしたら、玄関へ入ってそこから動けず、帰ってきてしまいました💦その日は学校へ行けたことをまずほめて、次の日から娘の希望で放課後登校することにしました。

 

ある日娘に「ずっとこのまま放課後登校でいいの?」と聞いてみたら、「放課後登校がいい。家で勉強したい。」と言うので、そうすることにしました。

 

学校で知っている子に会うと娘は、固まってしまいます。

知らない子だったら、そうでもないです💦大人の方が接しやすく、年の近い子どもは苦手みたいです。

 

娘の緊張を減らすため、しばらくホームエデュケーションしようと思いました☺

 

このまま不登校が続くかもしれません。でもいずれ社会に出るために、今は学校へ行かなくても社会や家族以外の人との接点は、持ちたいです。持たなければと思います。

 

今、娘が話せるのは両親だけ。接している人は、学校の先生、放課後等デイサービスの先生、習い事の先生です。

あと絵の上手な知り合いのお姉さんに月一回ほど絵を教えてもらっています。

 

娘に家庭以外の安心できる居場所があれば、いつか社会に出れるようになると信じて。

 

 

 

場面緘黙の克服の仕方③

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外で話せない、話す気持ちが全くない娘に今できることを、日々模索しています。

 

不安のため外で話すことができない娘・・・。

幼稚園時代はずっと不安と緊張が続き、いつしか自分を守る手段として話さないことを選んだであろう娘・・・。

 

そして小学校入学してから、過度に周りに合わせなきゃ!行かなきゃ!とがんばって毎日登校し、コロナ休校の影響で調子が狂い、とうとう学校へ行くエネルギーが切れて、不登校になってしまったであろう娘。

 

そんな娘の不安感を少しでも和らげようと、いろいろしてきました。

 

トランポリンにハンモック、マッサージに娘の好きなモノづくり、読み聞かせに家族で毎晩トランプなどなど。

 

kanmokukosodate.hatenablog.com

 

娘の自己肯定感が高まって、自信を持って、人と交流したいと思えるように・・・。

 

最近は、夏休みも終わり、また娘の気持ちが不安定で癇癪(までもいかないくらい)やイライラが続いたので、

を読んでみました。

新型コロナウイルスが発生してから、今まで問題なく過ごしていた子供が、ストレスを抱えやすくなっているという話です。そういう子は、自閉傾向のある子が多いとのこと。まさにうちのことかな。

 

娘に当てはまらないところもありましたが、ストレス下のかんしゃく、登校しぶりはよくわかりました。実際、娘が不登校になったのも、コロナ休校明けでした。

 

新型コロナ発生→突然の休校→いつまで続くかわからない長い休み→急に始まった分散登校→今までとは違う生活様式での登校再開

 

など、不規則な登校スタイルが続き、自閉傾向のある娘は、変化に対応できず不安が募り、不登校になってしまったのかなと、今になって思います。

 

この本に書いてあった

回復のための8ステップ の一つに 

傾聴・・・親子が一対一で話をする時間をつくる(P46) と書いてあり、 

スマホをいじりながら相づちをうつ は ✖ とありました。

→ 子どもはないがしろにされた印象をもつ とのこと。

   

これまさに私のこと!(反省😢)と思いました。

最近、スマホばかり見て(場面緘黙自閉症のことばかり調べているのですが…)、娘が話しかけてくれても目も合わせず「うーん」「わかった」と生返事ばかりしていた自分にいまさら気がづきました。

 

これじゃ、娘のためと言いながらやっていることは本末転倒!

娘が主人にばかり話しかけていることも気になっていました。

ないがしろにされたと思われていたのね😢ごめんなさい。

 

場面緘黙克服と言いながら、一番基本的なことができていなかったことに気が付きました。病院、療育と言っているよりも、日々の自分の態度を省みることができた一日でした。

癇癪への対応法

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夏休みが終わり、2学期が始まろうとしている中、娘は不安が高まっているのか、またイライラしています。

私の「もうそろそろテレビ終わろうか?」との一言にキレる有様です。

 

「はっ?今何て言った」から始まり、「全部私が悪いんだー!」と泣いて叫んで、私を叩いてきたり、胸倉をつかまれた時もあります。娘の負の感情に巻き込まれないよう、ググっと自分の感情を抑えるようにしています。でもムリな時はムリー。

 

ケンカになってしまいます。

挙句のはてに「私、小学校卒業したら家を出て、働く!」と小3の娘は言いました。

こんな時は、そうしてくれ!とついつい言ってしまいます。

 

またやってしまったと反省しながら、

ネガティブな感情を持つこと自体は、とても健全なことという長岡真意子さんの言葉を思い出し、

今度は癇癪をほめてみることにしました。

 

ある日プールに行った帰り、疲れたのか眠かったのか、娘はイライラし始め、車の中でガタガタ言い始め、またグズグズ癇癪が始まりました。

 

今回は、冷静になって「そんなに自分の気持ちが出せて、すごくいいね。もっと泣いても叫んでいいんだよ。今はたくさん自分の気持ちを出して、大人になるまでに気持ちの出し方を変えていければいいね。」

と言ったところ、キョトンとした顔になり、癇癪はすぐ治まりました。

 

娘は1歳くらいからひどい癇癪もちで、当時発達障害の特性など全くわからなかった私は、娘の癇癪がおこるたびに「イチイチ泣くな!」と怒鳴りつけていました。大体10分くらいで治まっていたのですが、私の怒鳴りつけのせいで1時間くらい泣き叫んでいたこともあります。自分の気持ちをうまく言い表せない不安からくる癇癪だとわかったのは2年くらい前のことです。

 

それからは癇癪の対応を本やネットでいろいろ勉強し、子どもの気持ちを代弁する、離れてクールダウンさせる、深呼吸するなど試しましたが、娘には何の効果もありませんでした。

 

癇癪をほめられてびっくりしたのか、自分の気持ちを受け入れられて安心したのか、ただ単に「お母さんは何を言っているんだ」とあきれられただけかわかりませんが、うちの場合は、癇癪をほめるとすぐ治まりました。

 

今度から癇癪があったりイライラされたら、どんどん娘をほめていこうと思います!

娘の感情をすべて受け入れることで、娘が安心して、娘の話したいという意欲が高まればいいなと思います。

 

 

 

自宅でプレイセラピー?

岡田尊司先生の「自閉スペクトラム症

の中に、重度自閉症の少年が、一般の青年と何ら変わらないまで成長したお話が書かれてありました。その両親が実践したことの一つにアナログゲームもあったので、うちも家族で楽しみながらやることにしています。

 

丹明彦先生の「プレイセラピー入門」にも、たくさんのゲームが紹介されていました。また場面緘黙児へのアプローチ法が大変参考になりました。不安と緊張を軽減するための配慮など一部をコピーして療育の先生に渡しました。

 

丹先生は、場面緘黙児を見てくれる貴重なカウンセラーだと思います。娘が出かけられるなら、いつか通いたいと思っています。

hotcounseling.g1.xrea.com

 

昨年はコロナ休校があり、時間がたくさんあったので、アナログゲームはいろいろ購入しました。

 

とにかく一番遊んだのが定番「人生ゲーム(対象年齢6才~、2~4人用)です。

大人も子供も一緒に楽しめます。ルールも簡単だし、金持ちになったり貧乏になったり毎回違う結果に娘は楽しくやっていました。娘はこれでお金の計算がわかるようになりました。でもだんだん負けてくると娘は泣くようになったので(自閉症のこだわりの特性だと思います)、

「負けても勉強だよ、次にいいことがあるよ」と言っています。

失敗を極度に嫌がる娘が、失敗から成功につながる体験ができたらいいなと思います。あまりに泣くときは、勝ち負けのあるゲームはやらない方がいいのかもしれません💦

 

コマに書いてあることを読む国語の勉強にもなりました。

 

ドラえもん 日本旅行ゲーム(対象年齢5才~,2~6人用)

駒がドラえもんのび太ジャイアンスネ夫、しずかちゃん、ドラミちゃんでかわいいです。ルールも簡単だし、日本の地理、世界の地理が楽しく覚えられます。人生ゲームと同じく万と千単位のお金の勉強にもなりました。地理好きにもなりました。

日本旅行、世界旅行、カードゲームの3つの種類のゲームを楽しんでいます。その日の気分で、日本旅行にしたり、世界旅行にしたりしています。

 

 

モノポリー(対象年齢8才~、2~6人用)

ルール通りにやろうとすると、購入当時8才の娘には、難しかったらしく、ルールを簡単にして遊んでいます。不動産のすごろくゲームです。

自分の買った土地に家を建てて、そこに誰かがとまると家の件数によってレンタル料が支払われます。娘は自分にたくさんお金が入るのが面白くて、人生ゲームの次の、我が家の定番ゲームになりつつあります。でも自分が負けそうなときは、早々に諦めモードで機嫌が悪くなります💦こちらもあまりやらない方がいいのか、

失敗してもプラスに切り替えられる練習と思ってやった方がいいのか迷っています。

サイコロ2個を使って、合計の数字で駒を進めるので、足し算の勉強にもなりました。

 

 

ドラえもん ロイヤル50(対象年齢4才~、1~6人用)

その名の通り50種類のゲームがあります。たくさんゲームの種類があって楽しんでいます。その日の気分で何をやるか娘が決めています。

 

 

家族で楽しむことで、娘が笑顔になってくれれば充分です。この時間が娘の自信の土台になってくれたらいいなと思います。

 

 

今できること

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外で話せない、話す意欲が全くない娘のために、親としてできることはないか日々模索中です。娘の感覚過敏を和らげるのに、あらゆることをやってみています。

 

・トランポリン・・・ネットに子供の脳の発達によいと書かれていたので、試しに購入。

 効果・・・ 脳の発達によいかわからないけど😓、外出したがらない娘の体力作りと 最近太りがちな私のダイエットに役立ってます!5分のジャンプで1kmのランニングに相当するとか! 

 

・ハンモック・・・療育の先生に、リラックス効果ありますと言われたので、試しに購入。

 効果・・・最初は揺れるのが楽しくて遊んでいた娘だけど、一回ハンモックから落ちてしまい、怖くなって乗らなくなってしまった💦でも、キャンプにも持っていけるし、私の腰痛がよくなった。腰痛に効果大。大人が乗っても心地よいです。癒されます。家で使うには、ちょっと場所を取るけど、折り畳み式だから大丈夫。

 

・コンプリメント・・・1日3つ以上子どもをほめて、自信を持たせるトレーニング法

 効果・・・娘は褒めるとプレッシャーになってしまうらしく、途中でやめてほしいといわれやめました。ほめて自信がつく子もいるけど、娘には合わなかったみたい💦

 

 ・母におんぶ・・・子供をおんぶして、-1歳、0歳、1歳、2歳~と子供の年齢までを数える。「愛着障害」の解消になるらしい。

 効果・・・よくわからない。おんぶされるのが楽しそうなので毎日やっています。

・金魚体操、蹲踞(そんきょ)、足マッサージ・・・賛否両論ある花風社さんの本を読んでやってみました。娘は楽しくもないし、気持ちよくもなさそうなのでやめました。あまり効果は感じられない。

・ホットアイマスク、つなひき・・・これも下の本を読んでやってみました。気持ちいい、楽しいというので、やっています。よさそうな感じ。 

ネットや本で読んだよさそうなものを、片っ端からやってみています。

 

 

あとは娘の興味の幅を広げるために、娘の好きそうなことを見つけ、挑戦させています。

・もの作り(とんぼ玉、オルゴール、スイーツデコ)www.karuizawa-arms.com

kawaguchikomusicforest.jp

 

・宝石探し体験

report.iko-yo.net

 

・おばけ、妖怪の本や映画を一緒に見る

・川、プール遊び

・本の読み聞かせ

 

何をやっても効果があったー!というものはまだ見つかりませんが、娘の好きなものが見つかって、人と交流したい、話したいと思えるようになってくれればいいなと思っています。

 

 

 

 

落ち着いている夏休み

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夏休みに入って2週間ほどたちました。

娘は、午前中は宿題のドリル、進研ゼミを自分でやり、

午後は自分で予定表を作って、

 

月曜日ーお絵かき

火曜日ーぬりえ

水曜日ー英語の勉強

木曜日ー映画鑑賞

金曜日ーパソコンでアバターで遊ぶ

 

と、勝手にやっています。

昨年まではずっと両親と遊びたがっていましたが、

今年は一人でたんたんと遊んでいます。

子どもって成長するんだー😢(感動)

 

癇癪がひどかった幼稚園の頃には、こんな日が来るとは思いませんでした。

 

今でも宿題でちょっとわからないときは、相変わらず怒って泣いています😰

漢字の読み方がわからないー😠とか、

絵日記の日付はいつの日にちを書くの(旅行に行った日?絵日記を書いた日?)など。

本当にささいなことばかりです😅

 

不安のせいで怒ったり泣いたりしてしまうのは、わかっているつもり。

なのに、やっぱり

「なんで、そんなことでいちいち泣くの!」

とついつい怒ってしまう私。

 

あーまた、怒ってしまった。

でも私もがまんしないように、

少しずつ感情を吐き出しながら、うまくやっていきます。

 

でも相変わらず、誰とも交流したがらず、外にも出ません。

友達は要らないようで、友達は一人もいません。

運動不足解消のため、トランポリンとパンチングを購入し、

親子でやっています。

娘の感覚統合と私のダイエットに効果期待!

あっという間に夏休み

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あっという間に1学期が終わりました。

完全不登校の4月はどうなるかと思っていたけど、無事少しずつ登校できるようになってよかったです。2学期はまたどうなるかわかりませんが、繊細で不安な娘の負担をかけないよう焦らず、やっていきます。

娘は終業式は行かないというので、放課後に登校しました。初めてもらう支援級の通知表。点数での評価ではなく、できたことが文章で書かれていました。

 

娘もうれしそうでした。

 

これから長い夏休みを、どう過ごそうか迷いますが、娘は不安がなくなりホッとしています。これからしばらく機嫌がよさそうです。その分、8月の終わりから、また娘は登校への恐怖でイライラしたり泣き叫びそうで、どうなるか想像すると怖いですが、機嫌のいい夏休みを楽しもうと思います(^^♪

かんもく相談室3回目

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今週は、長野大学高木先生との面談でした。

小学1年生の時から、年に1回ずつこれで3回目です。

 

朝早くに起きれば、自宅から長野大学まで日帰りで行ける距離なのですが、

早起きするとまた娘がイライラするので、

なるべく負担をかけないよう、家族で観光がてら軽井沢で前泊することにしました。軽井沢は雨だったけど、雨でも楽しめるプランを探して楽しんできました。娘がやりたがっていたとんぼ玉や工作体験をしてきました❤

 

www.karuizawa-arms.com

 

www.princehotels.co.jp

 

翌朝9時、軽井沢から長野大学にある上田市に向かって出発しました。

 

日本で数少ない場面緘黙の研究者と直接話せる貴重な時間です。

効率よく質問するためにA4用紙一枚に最近の娘の様子と

聞きたいことを箇条書きにして書いていきました。

 

長野大学まではナビでスムーズに行けたのですが、大学内の研究室まで行くのに迷ってしまいました。学生さんに聞いたり、大学構内の地図を見ながら、なんとか研究室に行けました。でも娘が研究室の前で影に隠れ、固まってしまい💦

自分のことを話されるのが嫌なんだろうなー、長野大学に来るのが不安だったんだなー。それでずっと怒ったり泣いてたんだなー。

 

母親の私一人で、高木先生と心理士の臼井先生に相談しました。

娘は主人と車の中で待つといいます。高木先生は娘にやさしく

「車の中で待っててね~」と言ってくれました。

 

相談は1時間半くらいでした。

学校の先生の方針も合っているし安心できる環境はできているので、

これからも現状維持であせらずやっていきましょうとのことでした。

このまま元気がたまっていくので、そこからプラスアルファになるよい刺激を

(人とのかかわり、資格をとるなど)与えていきましょうとのことで、

たくさんのアドバイスを頂けました。

 

最後は車まで臼井先生とわざわざ来てくれ、娘に声をかけてくれました。

高木先生、臼井先生、本当にありがとうございました。

 

 

 

昨年も寄った上田城内の眞田神社で、娘は2年連続大吉のおみくじを引きました!

私は、昨年は小吉、今年は末吉😞・・・。来年は私も大吉でありますように笑。

 

機嫌の悪い一週間

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今週の娘は機嫌が悪い日が続きました*1

久しぶりに「ぎゃっー」と泣き叫んだり、

自分の頭を叩いたり、自分のことを「私バカだから」と言ってみたり・・・。

何か不安なことがあるとこんな状態になります。今回はその不安の原因がわからず、

いつも通り「泣いていいよ、怒っていいよ、大丈夫、大丈夫」と言い続けました。

 

すぐに治まったものの、これがASD自閉症スペクトラム)の特性かなと思いました。他には、人とコミュニケーションがうまくとれない、自分の気持ちを言い表せない、作文・絵など自分を表現するものが苦手、聴覚過敏、人の多いところが苦手。

 

でも人の気持ちはわかるし、気が利くし、切り替えは早いし、こだわりもあまりないし、これが診断されるほどではないけどグレーゾーンと言われるものなの?と思います。医者に診断するほどではないけど、自閉(ASD])の傾向はあるねと言われたことはあります。私もそんな感じがします。診断あってもなくても、育てにくいです( ;∀;)
娘も生きづらいと思います😢

 

お医者さんの言う通り、ASDの特性がベースにあり、人間関係の失敗体験が積み重なり、場面緘黙になったのだなと思います。

 

療育の心理士の先生は、成功体験の積み重ねで特性が変わるようになる(本当かなーと思いつつ)と言ってくれたので、今はそれを信じてやっていこうと思います。

その成功体験がむずかしいのですが、それがEテレ6月28日放送の

www.nhk.or.jp

↑こういうことかなと思います。前向きになれた番組でした。

*1:+_+

敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本

いままで読んだ本で一番よかったなと思った本が「敏感っ子を育てるママの不安がなるなる本」という本です。娘の気質にとても合っていました。

これは5人のお子さんが全員HSC(Highly Sensitive Child 敏感っ子)という子育てコンサルタント&ライターの長岡真意子さんという方が書いた本です。

敏感な子を理解して長所を伸ばす育て方が書かれていました。

 

 

私が印象に残ったのは、

・「敏感さ」はその子を成長させてくれるギフト

・敏感っ子には「突き放す」と「守り切る」の”間”の対応をする

・ネガティブな感情を持つこと自体は、とても健全なこと

・子どもについてネガティブな言葉が浮かんだときは、その言葉を

「リフレーミング」(別の角度からとらえること)してみる

  シャイ 怖がり   → 感受性豊か

  内気 臆病     → 思慮深い

  神経質 気にしすぎ → 注意力が高い

  泣き虫 弱虫    → 優しい     などなど

・好き、得意、夢中になれるものを作る

・子どもの味方になり、安全な基地、充電場を築く

・子どもの「できていないこと」ばかり見るのはやめよう

・敏感っ子の子育てがラクになるお母さんのセルフケア

敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本より 

という言葉です。

 

娘の癇癪の対応に悩んでいた私は、とても助けてもらいました。

癇癪や娘のネガティブな言葉への捉え方が変わり、マイナスなことでも、「自分の気持ちを出せてていいね!」と娘を褒められるようになりました。おかげで娘の癇癪もだいぶ減り、娘も私も、以前とは比較にならないほど穏やか過ごせるようになりました。

 

場面緘黙児への対応は、一人ひとり性格や気質が全然違うので、一概にこうすればいいという方法はなく、いろんな情報からその子にあったものを見つけてあげればいいなと思いました。

 

場面緘黙の克服の仕方②

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先日、療育の心理士の先生と面談してきました。

 

娘の性格のこと、これからの療育のこと、いろいろ相談できました。

参考になる意見をもらえた気がします。

 

まず娘のあまのじゃくな性格を相談してきたのですが、これは、

社会性の刺激に対する過敏さがあるため、不安を回避しようとして、無意識に、自分の思ったことと反対のことを言うことはよくあること

とのことでした。なるほどと思えました。

 

お腹が空いているときは、「わたしもうお腹いっぱい」

嫌いなビーマンが食卓に出たら(怒りながら)

「わー、わたしピーマン大好き、うれしい!」などと

娘は思ったことと反対のことばかり言うので、困っていました。

私は娘に「素直に自分の気持ちを言うんだよ」と繰り返し伝えていましたが、この一言も娘に過剰な刺激を与えていたのだと思います。

 

娘を刺激しないよう間接的な対応がいいとのこと。

例えば、娘から視線を外し、

「娘ちゃん、お腹が空いたんだってね。何か食べたいものあるのかな~」

と横にぬいぐるみを置いて、ぬいぐるみに話しかけるのがいいでしょうとのことでした。

 

 

早速家に帰って、娘の目をあまり見ないようにし、ダイニングテーブルの椅子に

くまのプーさんのぬいぐるみを置きました。

学校とお風呂が嫌だという娘に、

「プーさん、学校やだよねー、風呂なんて面倒くさいよねー」とプーさんに言ってみました。

 

その後、今まで話したいと言ったことがない娘が、テレビを見ながら、「大人になって、いろんな言葉を知って、話してみたい」と言いました。

不安の刺激を減らした効果で、話したい意欲がもう出た!と喜んでしまいました。

ただの偶然だと思いますが・・・。

心理士の先生の意見を参考に、効果があってもなくても、これからは不安となるような刺激を与えず、娘が安心して過ごせるよう試行錯誤していきます。

なっちゃんの声

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場面緘黙と言えば、「なっちゃんの声」という本がおすすめです。

絵本になっていて、子どもにも読みやすいし、場面緘黙の子の気持ちが、子どもから大人までわかるように描かれています。

最後の方には、小児科医 金原洋治先生の医学解説もあり、場面緘黙とは何かがわかる一冊となっています。

 

私は、普通学級だった娘の小学1年生の時と2年生の時に担任の先生にお願いして、クラスで読んでもらいました。お願いしたのは担任の先生にだけですが、学年の4クラス全部で読んでくれたそうです。本当は娘と話し合ってやりたかったのですが、娘は何もかも嫌だというので、こっそり先生にお願いしました。

 

周りの理解がないと娘の学校生活が厳しくなると思ったからです。

 

娘のいないときに、クラスで先生に読んでもらいました。クラスの中には、感動してお手紙をくれた女の子もいたし、男の子もみんなとても親切にしてくれました。

でもまだ低学年の子たちです。絵本を一冊読んだくらいで理解するのも難しく、相変わらず「娘ちゃん、なんで話せないの?」と聞いてくる子もいました。

 

娘の了解なしでクラスで絵本を読んでもらって、これでよかったのかどうか今でも悩みます。でも娘が感じている想像を絶するような恐怖・不安・緊張を周りに理解してもらなければ、場面緘黙の子が、生きにくいのも事実だと思います。

 

 

場面緘黙の克服の仕方

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昨年のコロナ休校明けから、突然娘の不登校が始まり、今年の5月から少しずつ登校できるようになりました。そして今週も無事?2時間×3日登校できました。少しでも登校できたことに感謝しつつ、行ける日にちが増えていかないのが心配です。

 

親がつい焦りがちですが、ここは気長に、本人が登校したいというまで待とうと思います。ずっと登校したいと言わないかもしれませんが('ω')ノ

 

最近、場面緘黙の克服として、たどり着いた答えは、

好きなことをして、自信を持たせる!

ただこれだけです。外で話す意欲がない娘にやれることはほぼありません。

 

まず話したい意欲を作ることをやっていこうと思います。

 

話す意欲があれば、今月高木先生が出された本のようにいろいろできることがあると思うのですが。。。今はまだその段階ではなく、安心できる環境と楽しめることをまず第一に考えています☺

 

 

 

月曜日は不安?

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今年3年生になってから支援級に転籍したものの、4月は完全不登校、5月から少しずつ学校に通えるようになった娘です。学校へ行くようになってから、毎週日曜の夜は、「あーもう日曜が終わっちゃう~」と言うのが娘の口癖になりました。

俗にいう「サザエさん症候群」です。小3なのに~(+_+)。

 

学校が不安で仕方ない様子。私からすると2時間しか行かないのに(娘にとっては2時間も!かもしれない)、不安なら行かなくてもいいよと言っているのに、本人は行きたい、行かなくちゃとの思いがあるみたいです。

学校に行ってしまえば、帰ってきても普通だったり、楽しい授業の後だと鼻歌を歌っているときもあります。

 

学校に行くまでの恐怖といった感じです。この不安は、HSC(「Highly Sensitive Child」の略で、「人一倍敏感な子」という意味)からくるものか、ASD自閉症スペクトラム)傾向からくるものなのか、医者に聞いても、本を読んでも、よくわかりませんでした。でもアプローチとしては、娘はASDよりHSCのやり方の方がうまくいきます。

医学的なことは、私ただの専業主婦なので、難しいことがわからず(;^ω^)

 

昨日の月曜日の朝も、娘は朝ごはんを食べた後、「梅干しが床に落ちた。丸ごと落ちた。一つも食べていない!」(本当は梅干しちゃんと食べてます。)と訳のわからないことでイライラし始め、うっすら涙を浮かべ始めました。八つ当たりです。

 

こういう時は、必ず不安なことがある時です。今はいろいろ勉強して、娘の気持ちを察することができるようになりました。以前はなぜ娘がいきなり不機嫌になったり、泣き出すのかわからず、私は、「そんなことでいちいち泣かない!」と娘を𠮟りつけていました。

 

いままで読んだ本やネットで読んだ記事(これから少しずつ紹介していきたいと思います)を参考に、

「そっかー、学校不安なんだよね。」と怒らず娘の気持ちを代弁してみます。

でも娘は、

「ちがう!梅干し落ちて食べれなかっただけ!」

と不安の気持ちを隠そうとします。親に不安なことを知られたくないのでしょう。

 

「そうか、梅干し落ちたんだね。でもお母さんは、あなたの不安な気持ち大事だと思うよ。不安だからこれからのこと準備できるし、不安なあなたもお母さん好きよ。」

などなど、不安を解消できるよういろいろ試していきます。

母にガタガタ言われて、めんどくさいと思ったのか、娘はその後黙って学校へ行き、

普通に帰ってきました。

 

ただ娘の気持ちを傾聴すればよかったのかもしれない、代弁しすぎるのもよくないなと思いつつ、またガタガタ言ってしまったことを反省。

 

でも学校へ行けたからよかった。完全不登校な時期より、少しでも学校へ行っているときの方が機嫌がいいから、本当は学校へ行きたいんだと思います。

 

何がいいかわからないけど、失敗ばかりだけど、娘が少しでも生きやすくなるよう試行錯誤するだけです。